測量用デバイスとして活用が進むドローンですが、小型化が進むLidar(レーザー機器)を搭載したドローンが注目されています。 弊社では近日(2023/7)、Lidar搭載ドローンを導入しました。
次に、使用中のドローン(UAV)をご紹介します。

[Phantom4] 気軽に使用できる空中写真撮影用のデバイスです。オルソフォトやポイントクラウド作成用の写真を撮影したり、空中写真(斜め写真)の撮影、最近は空撮動画なども盛んに撮影しています。
操作の手軽さと小型軽量が魅力の機体です。

[Inspire2] 1kg程度のペイロードがある機体です。 航測写真で最も大事なのはカメラレンズですが、この機体は、高い解像度と明るさをもつオリンパスレンズを搭載しています。 処理された点群の精緻さは、Phantom4の画像とは格段の違いがあります。
2023/12:竹林の上を飛行中、強風に煽られた葉先に抵触して墜落してしまいましたが、大修理の後に現役復帰して活躍中です。

[Matrice300 & L1] UAV_Lidarの購入に際しては、いろいろな機種を調べました。
弊社におけるLidarの用途は、公共測量での使用と、造成設計の断面取得が多くを占めることになるため、「公共測量に準じた精度の追求」より「実用精度」を優先し且つ、安価であることからDJI社のL1_Lidarを選定しました。
既に(2023/12)L1後継機のL2が発売されましたが、機器の更新速度(モデルチェンジ)が早そうであったこともこの機種を選択した理由のひとつでもあります。
新しいハードには新しいソフトウェアの導入が必須です。特に、Lidarとジンバルが一体型のL1では、(公共測量)帳票の作成にLidar360というソフトが必要でした。 これら付属的なものを総合しても、他メーカーの1/2~1/3という価格は魅力的な組み合わせだと思います。