かつてはGPS測量と呼ばれていましたが、EUやロシア,中国などの衛星が加わることで、「GNSS測量」と呼ばれるようになりました。
普及がすすむにつれて機器も安価になり、更に、国産衛星(みちびき)の投入で、cm級の精度が得られるようになりました。
また、国内の電子基準点網とリアルタイムな基準点データ配信サービスの充実によって、VRS方式が手軽に実施できるようになりました。
下写真は15年ほど前に導入した受信機で、さすがにこの円盤型アンテナはもう見なくなりました。
愛着を感じる機器のひとつでしたが、パーツの提供が停止となりこの海岸での使用以来、お蔵入りとなってしまいました。
最近では音声ガイダンスに従って操作すれば、誰でも操作できる簡単な器械となっています。

Legacy E/GD(トプコン社製)

(下写真)Legacyの後継機として導入したGR2100-GDMです。音声ガイダンス機能はありませんが、やはりLegacyとは比較にならない程、操作性(衛星捕捉操作の手軽さ)はよくなっています。
現在も稼働中の受信機です。

GR2100-GDM(トプコン社製)

(下写真)GR2100の次に導入したHiper-Vです。受信機とコントローラーが一体化され、音声ガイダンス付きとなって格段に操作性が向上した受信機です。ここまで完成度が高くなると、専門の技術者もいらなくなってしまいそうです。
今後は、更に小型化,軽量化が図られていくことでしょう。